今改めて思うこと - 元CA講師が伝える自分磨き・接遇・面接講座 スタイリア|横浜市

元CA講師が伝える自分磨き・接遇 スタイリア 横浜市
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今改めて思うこと

はや、9月になりました。

パラリンピックからも大きな感動や大切な心をいただきました。

医療従事者の方々や企画・運営の方々に心から感謝申し上げます。

ボランティアの皆様の頑張りや

制限下での精一杯のあたたかなコミュニケーションも

強く印象に残る大会でした。

選手の皆様にも日本を充分に味わって帰国していただけなかった事が

本当に残念です。

 

さて、9月になりあの暑さから解放され、パラリンピックも終えて

静かな秋を迎えている今、しみじみと思うことがあります。

パラリンピアンの方々は、身体の一部や機能を失った事への

大きなショック、想像を絶する悲しみや怒りさえも乗り越えられた。

そのご努力は如何ばかりかと察するに余りある事です。

それから、精神的にも肉体的にも本当の強さを身につけられて、更に技術を磨き上げて

臨まれた大舞台。

私たちは健常者として自らの心や体を充分に働かせているだろうか、

弱者のためには手助けや目配り心配りができているでしょうか。

バリアフリー化が進んできてはいますが、そのハードの部分に

人の心がついて行っていない気がします。

 

ある時、駅のコンコースで歩いていた就活中の女性と白杖の女性がぶつかった場面を

偶然見かけたのですが、就活女子は振り向きもせずに知らん顔で過ぎてしまいました。

目がご不自由な方は一旦立ち止まった後、おもむろに歩き出され、

近くのエスカレーターに乗られたので大丈夫でした。

就職面接で彼女はどのような自己アピールをされるのか、

このような光景を見てしまうと、まずは “人として” どうなのかと思えます。

 

例えば、階段横にスロープがあっても、

通りがかりの人が「お手伝いしますよ」と言って

さっと車椅子を二人で抱え上げる光景は外国では普通ですが、日本では

仕事として駅員さん等が乗降の手助けをするのが当たり前だと

思われている様な気がします。

私たちもスマホばかり見ていないで、歩いているときも

乗り物に乗る時も、その中でも

席を譲る事、手を差し伸べるために声をかけてみる勇気がもっと必要ではないでしょうか。

 

我々が与えられているものを、自分のためにもそして人のためにも

世の中のためにももっと活かせるのに、日常の中でありきたりに、困らない程度で

過ごしてしまっているような気がします。

自らを活かすために磨き続けていかねばと強く思った次第です。

ないものを求める事は頑張るけれども、

今あるものに感謝して、それを磨いて活かす!事を意識して

行動したいですね。

全ての人が、地球上の生き物が

心地よく幸せでありますように。

 

 

 

 

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