2024 ご挨拶
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でも今年は元旦から大地震で、能登半島を中心に多大な被害が出ています。
亡くなられた方のご冥福をお祈りいたします。
被災された方々の1日も早い安全・安心と、被災地の復旧・復興が
進むことを願ってやみません。
私たちにできる事を探し、何かしらのお役に立てるように
皆で考え行動しなくてはと思います。
また、航空機事故もとてもショックで、早い原因究明が望まれます。
被災地への物資を運ぶために離陸を待っていたその時に・・・
言葉をなくします。涙が出ます。
一方旅客機の方は乗客が全員脱出できたことは本当に良かった!
CAとしては年1回の緊急訓練はマストで、過去私も十数回トレーニングしたことになります。
毎回その日は緊張し、まる1日の訓練に臨んだことを昨日のように覚えています。
もちろん、合格しなければフライトはできません。
様々な緊急時にいかに素早く的確に判断し、迅速に行動できるか。
緊急着陸時には、着陸前から脱出まで逐一、大声で指示する言葉を発し続けます。
ドアオープン時には、指示命令系統に従い行動しますが、
今回のように飛行機が燃えて、マイクもインターフォンも使えない状況では
個人個人が判断して脱出させなくてはならないのです。
その判断基準も、確認項目も目と声と指さしとできっちり行わなければ
ドアが開いても脱出できないどころか、命に直接的にかかわってきます。
片側のドアから満席の乗客を90秒以内に脱出させなくてはならないのですが、
その時の機体姿勢や出火場所などに応じて的確に判断してドアを開けるのです。
開けてはいけないドアもあるのです。
いざという時の保安要員としての任務、とても素晴らしく
大賞賛ですね。
機長も燃えさかる機内を最後に見回り、座席に残っている人を
誘導、全員脱出を最終確認後に脱出。
手順通りにできる事は緊急時にはどれだけ困難なことかは
わかっているので本当に感動しました。
犠牲になった方々のご冥福をお祈りしますとともに、
被災された方々が苦しい、悲しい思いが少しづつでも癒されますよう、
また悲惨な事故が二度と起こらないよう祈ります。
この出来事が今後に活かされますように。
2024年、毎日の小さな幸せを大切に
丁寧に過ごしていきたいと思います。